今日で三回目の施術を受けに来られたSさん。80歳の高齢の女性の
患者さんです。
今年の初め頃から左肩が痛くなり上げられないと、お友達のIさんから
の紹介で見えられています。
事務所の入って来て、お茶を差し上げて先週は大丈夫でしたかと尋ねる
と、はい大丈夫でした、でも未だ、やはり腕が上げにくいですと言われ
ます。
寝ていての痛みは軽くは成っていますと言われます。まぁ~寝ていて寝
返りを打つ時に痛みがあると寝ていても、しょっちゅう痛みが来る程辛
いものはありませんから其れを聞いて少しは安心しました・・・・・
早速、診ましょうかと言う事で診療室へ移動をします。うつ伏せに成って
貰い両手を額の前で合わせて頂き額を当てて貰い頚椎を触診をすると未だ
左側の下部頚椎が全然、椎間板に緩みがありません。
解しから施術に入ろうと顔を右側に向けて貰い左側の僧帽筋から解して肩
を解しますが未だ未だ肩の筋肉が解れていないのが分かります。
本当なら週二回の施術を受けておいでなら未だ解れもするのだろうけどと
思いながら解しをします。
Aさんの場合は顔を右側に向けるのは割と簡単な筈で反って顔を左側に向け
て貰う時に左側の下部頚椎の椎間板に開きが無い為に顔を向けずらいので
始めは顔を右側に向けて貰ったまま右側の僧帽筋と肩を解そうかとも思い
ましたが一応、顔を左側に向けて貰うと、やはり未だ顔を左側に向けるの
は辛そうなので早めに右側の僧帽筋と肩を解して上げます。
後は左右の肩甲骨を解しをするのですが此の時には顔を右側に向け変えて
貰い肩甲骨を解して上げました・・・・・
其れから矯正を始める段階で少しでも椎骨を捕まえている椎骨と椎骨の横
従靭帯を左側の頚椎の七番六番五番を肘で解します。左側の頚椎の三番も
同じように肘で靭帯を解して上げます。
顔を左側に捻じりを入れますが全然、動く様子が未だありません。仰向け
に成って貰い軽く首を私の両手で牽引をしてから左側の頚椎の七番六番五
番三番をアジャストをしますが全然こちらも動く様子が有りません。
タオルで牽引をして上げてから枕を入れて貰い首側の肩側の僧帽筋を解し
て上げて腕を伸ばして臀部に付けるようにして腕の三角筋を解してから
肩甲骨の外側の僧帽筋を肘で解します。
腕を体の前に伸ばして貰い前後に動かして貰いながら肩甲骨動きを診ますが
やはり肩甲骨の動きには異常は見られません。
もう一度、仰向けに寝て頂き二度目の頚椎のアジャストをしますが此方でも
動きが未だありません。もう一度、タオルで牽引をして上げて左右の三角筋
の拘縮を診ると未だ左側の三角筋が固いのと左側の大胸筋にも硬さが見られ
るので少し我慢をして下さいとお願いをして此方も解しをして上げてから起
きて貰い胸椎を伸ばして上げて最後に頚椎の微調整をして上げて隣の部屋で
暫く休んで貰います。
10分程、休んで貰ってから、お茶を飲みながら枕の話をすると、ちゃんと
自分でお造りになられた様です。
今まで使われていた枕とは構造が違うので未だ幾分、慣れていない様ですが
でも、ちゃんと使われている様です。ご自分でも本当なら二回は来たいのだ
けど仕事の関係でどうしても週一回しか来られないので、すいませんと、あ
やまれます。
私としては別に良いんですが早く首の骨が動くといいんですがね、としか言え
ません。また来週の月曜日にお願いしますと言われ、お帰りに成られました。
今日も私の施術日記を覗いて頂き有難う御座います。